2014年3月19日水曜日

14年MLBドラフト候補レポート:Brady Aiken

先日SB Nationのモックでジェイズが全体9位指名との予想が出たAiken。興味が出たので彼のレポートを書いてみることにします。



Brady Aiken
Position: Pitcher(LHP)
Height: 6’4
Weight: 210
Bats/Throws: Left/Left
School:Cathedral Catholic HS(san diego,California)
Commit:UCLA

video




・Scouting Report
 14年ドラフト内で最も洗練されているHSピッチャーとの声もあるプロスペクト。6-4、205ポンドと素晴らしい体格を持ち、既にプロ級のビルドを持つ。クリーン且つルーズなアームアクションであり、またそのアームアクションを繰り返すことができる身体能力を併せ持っている。OFとしてプレイすることもある。
 ピッチングは4シーム、カーブ、チェンジアップと主に3つあり、そのどれもが既に平均以上のクオリティ。ファストボールの平均は92マイル~95マイルを記録し、短いイニングだと97マイルに届き、パワーが増している。70マイル台前半のカーブは12-6の軌道で鋭い変化を見せ、チェンジアップも深く沈む。また、この三つの球種をストライクゾーンにコントロールすることができ、HS選手としてはかなり優れた制球力を持っていることが高く評価されている。
 UCLAとのコミットメントを持っている。全体10位以内か、それ相応の金額を用意する必要があるとも。Aiken本人はプロかUCLA、どちらでプレーすることになるかはわからないと語っている。
 2013年は53.1イニングを投げERA0.92、80Kを奪い、USA  Baseball Inetrnational Award of the yearを受賞した。


 
・総評 
HS選手はなかなか情報が少ないですね。カレッジに所属している選手だとHS時代からの情報の蓄積があるんですが……とりあえずまとめてみましたが、うまくまとまって見えると幸いです。
 ジェイズは現在下部組織にピッチングプロスペクトが集中しており、ピッチャーを指名するのであればマイナーを早く駆け上がってこられる選手が理想かと思います。Aikenは既に素晴らしい体格と、コマンドの評価も高いのでセーフティに、かつ早く成長してこられそう。となると、ジェイズが全体9位で指名することも大いにあり得ると言えるのではないでしょうか。これからのパフォーマンス次第かもしれませんが、もう少し評価が上がるかも。昨年のBickfordを逃したことを考えると、サイナビリティが高いとは言えない選手の指名はかなり不安なのですが……指名する前から言ってもしかたないので、これからドラフトまでの3カ月、彼のパフォーマンスを見守っていきたいと思います。


6/9追記

HOUに全体一位指名され、現地6月7日に契約金6.5Mで合意に達したとの情報がありました。契約金6.5MはHS選手としては史上最高タイ(PITのTaillonも6.5Mでトップ)だそうです。
まさかこの記事を書いた当初は全体一位指名をされるほど評価が上昇するとは思ってもみませんでした。GMのジェフ・ルーノーには役職に就いて以来最高の選手とべた褒めされています。契約も早かったので今月中にはマイナーでのデビューが期待できそうですね。楽しみにしています。









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