2014年5月2日金曜日

ジェイズの四月

四月が終わりました。ジェイズにとっては色々と残念な四月になってしまいました……投手陣の崩壊、打線低調と噛み合わない状態が続いています。12勝15敗、地区4位と負け越して四月を終えてしまいました。





・野手陣
 なんといってもレイエスの離脱が痛かったです。開幕してすぐに離脱。戻ってきてからも打率2割前後に盗塁は0と依然低調なままで、ジェイズのオフェンス不振の一端を担ってしまっています。彼の怪我は予想できましたが、さすがに開幕すぐとは計算外でした。IFのデプスが極薄なのがこういうところで響いてしまいます。ライアン・ゴインズも24試合で打率.150、出塁率でも.203とお話にならず、ついに先日バッファローへ送られてしまいました。これでは自慢の守備もプラスになりません。
 



ナバーロは打率3割超えとバッティングはなかなか好調ですが、守備がひどいです。パスボールがすでに3つあり、26回の被盗塁機会で刺せたのはたったの4回、CS15%と走られ放題です。これではバッティングがいくら良くても……とため息をつきたくなります。ロウリーは打率2割以下ですがRBIがチームトップ、6HRとそこそこのパワーを発揮。エンカーナシオンが低調で、ここまで2HR、それ以上に心配なのが三振の多さで、ここまでで25個も喫しています。ロングヒッターでもコンタクトが非常にうまい彼なのにこの多さはかなり心配なのですが……五月での爆発を期待したいですね。
リンドは開幕から3割超えと好調でしたが、18日に背中の痛みを訴えDL入り。ただ、ここはフランシスコでカバーできており、ダメージを少なく抑えることができています。驚異のパワーを持つフランシスコ、彼にも注目です。



OFはメルキーが.342と好調です。オフの手術で痛みが取れ、全力でプレーできているよう。素晴らしいオフェンスを見せてくれています。ラスマスは打率が2割を下回り、三振も相変わらず多く酷い状態です。いっそDL入りさせてもいいかなと思うのですが……


そして我らがバティスタ。四月は.293/.467/.598 8HR18RBI 30BB21SO OPS1.065と好調な四月でした。四球のペースが驚異的です。30球団の打者で堂々トップ。ただ、さすがに多すぎるかなと思います。数字自体はいいので五月もこの調子でお願いしたいです。


問題は2Bです。ゴインズがマイナー落ち、レギュラーを固定できていません。ギボンズもたまらず2B問題に言及したようですが、そんなことはオフからわかっていたことで、ファンからすれば今さら何を言っているんだという感じです。イズトゥリスが靭帯をやってしまいシーズン絶望、問題はかなり深刻かもしれません。トレードで誰か獲得する必要が出てくるかも。AAはどう出るんでしょうか。
これに関して面白いと思っているのはバッファローに先日昇格してきたRyan Schimpfです。.299/.440/.642となかなかのスラッシュラインで、出塁できます。3Bがメインではありましたが、2Bも守れます。さすがにすぐ昇格はしてこないと思いますが、2Bが固定できないままだと、いずれは彼の昇格話も出てくるかも。注目しておいたほうがいいかもしれません。





・投手陣
悲惨の一言です。スターターからブルペンまで酷いです。ディッキー、モロー、マゴワンがERA5点以上、バーリーとTJ明けのハッチソンがローテを引っ張る形に。スターターが長い回持たないのでブルペンの出番が多くなり、そのブルペンもボコボコにされるという展開がよく見受けられます。ジャンセンが開幕からDL入り、代わりにクローザーを勤めているサントスはERA8.31と大炎上しており、シーセルもERA5.23。ループとデラバーも4点を超えており、現状で安心して送り出せるリリーバーが一人もいない状態です。18日の試合では1イニングでなんと8四球、3暴投というとんでもない大失態もありました。さすがに一時的な事態で落ち着いてくると思いますが、スターターの不甲斐なさでブルペンに余計に負担がかかっているのは事実です。
マゴワンは60球以上投げると疲労を覚えることを本人が認めており、スターターとしてはかなり怪しい状態です。これを受けてStromanの昇格が近くなってきています。29日の登板では6イニングを投げ無失点、1四球に10奪三振と、支配的なパフォーマンスを見せました。正直早く昇格してきてほしいといった感じです。開幕前から懸念されていたスターター5番手の問題が再燃してきてしまいました。







暗いことが多かった四月。反攻といきたいところですが最近のみじめな試合の連発だとポジティブにもいけません。このままずるずると落ちていくところだけは見たくないです。怪我人は多くないので、戦力的には足りているはず。五月の爆発に期待するとして、今回はここまでにして筆を置きます。

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